キャンプでコーヒーを焙煎し、ゆっくりとした時間の流れを楽しむ。
コーヒー焙煎は、1度はやってみたいアクティビティーではないでしょうか。
でも、焙煎は難しそうだし、道具にもお金がかかりそう。
今回はそんな心配を解消する、「安くて、簡単」なコーヒー焙煎を紹介したいと思います。
【今回のポイント】
- 焙煎道具は合計3,000円台で揃えられる
- 焙煎開始から、コーヒーを飲むまでにかかる時間は30分ほど
目次
コーヒーの焙煎に必要なグッズは、以下の4点です。
- 生豆(ネット購入、1,200円)
- こし器(ダイソー、110円)
- コーヒーミル(ネット購入、1,100円)
- ドリッパー(ダイソー、110円)
生豆(1,200円)
必ず必要なのが、生豆です。
生豆は、私達が普段目にする濃い茶色ではなく、薄い緑色をしています。
Amazonなどインターネットで、購入することができます。
焙煎をしている珈琲店で、お気に入りの豆を直接購入することもできます。
こし器(110円)
キャンプ中での焙煎は、焚き火に豆をさらして焙煎します。
正式な、焙煎アミは若干高価です。
豆が炎にさらされれば良いので、100均のこし器で十分です。
ただし、焙煎中にアミを振るときに、コーヒー豆が飛び出さないように注意してください。
正式には、上記のようなフタ付きの焙煎アミを使います。
コーヒーミル(1,100円)
コーヒーミルとは、焙煎した豆を砕く道具です。
豆挽き機のことですね。
実は、ダイソーでもカップやドリッパーまでセットになった、オールインワンが1,100円で売られています。
しかし、私は金属製がほしかったので、ネットで購入しました。
値段も1,100円ほどなので、ダイソーに比べても価格で遜色ないと思います。
ドリッパー(110円)
キャンプ用ではありませんが、全く問題はありません。
コーヒーが淹れられれば、自宅にある製品を使っても構いません。
小さいものが良ければ、ダイソーで折りたたみのコーヒーミルが売っています。
私は、コーヒー好きの方から勧められたゴールドフィルターを使用しています。
フィルター部分が金でできており、雑味がなくスッキリとしたコーヒーを淹れることができます。
コーヒー豆の焙煎は、手間を掛ければいくらでもかけることができます。
しかし、キャンプの焙煎は、簡単に行っても意外と美味しく作ることができます。
浅煎りや深入りなど、自分の好みで焙煎してみてください。
豆を網に入れる
写真のように、ひとつかみの豆で2杯分のコーヒー豆を焙煎できます。
コツは思うより少量にすることです。
大量のコーヒー豆を均一に焙煎するのは難しく、時間もかかります。
少量の豆を短時間で焙煎するほうが、かえって効率的です。
焚き火で焙煎する(10分)
薪も少量で構いません。
あまりに火力が強いと、焙煎が難しくなります。
チャーハンを炒めるように小刻みにアミを動かしてください。
焚き火の炎の先端が当たるぐらいの位置で焙煎します。
焙煎が進むと、珈琲の皮の表面の皮が取れ火の粉が散ります。
夜に焙煎すると、火の粉が燃え上がって幻想的な光景が見られます。
根気よくアミを動かしていると、次第に私達の知っているコーヒー豆の色に変わります。
おおよその焙煎の目安は10分間です。
焙煎の終了はコーヒー豆の色で判断します。
終了後、火が通っていない豆、焦げすぎた豆は取り除きます。
コーヒー豆を冷やす(5分)
焙煎が終わったら、素早くコヒー豆を冷やしてください。
うちわなどであおって、粗熱を取ります。
熱いまま放置すると、焙煎が進んでしまいます。
豆をひく(5分)
豆が手で触れるくらいになれば、コーヒーミルで豆を粉末状にします。
コーヒーミルは豆の粗さを調整する機能がありますので、お好みで調整してください。
初めての方は、中挽きから始めてください。
コーヒーを淹れる(5分)
コーヒーの粉が完成したら、早速コーヒーを淹れましょう。
美味しくコーヒーを淹れるコツは以下の順番です
・ お湯の温度は80度ほど
・ 1投目は軽く注いで豆を蒸らす(30秒)
・ 2投目はやや多めのお湯で、中心に円を描くように注ぎます
・ 3投目以降は、徐々にお湯の量を減らしつつ注ぎます
コーヒーを味わう(心ゆくまで)
さあ、美味しいコーヒーが入りました。
後は自然を眺めながらコーヒーを味わって、贅沢な時間を過ごしてください。
以上が、キャンプで簡単にコーヒーを焙煎する方法です。
コーヒーの味は、
・ 豆の種類
・ 焙煎の時間
・ 豆の挽き方
・ コーヒーの淹れ方
で決まり、100人いれば100通りの味がある奥深い世界です。
ぜひ試行錯誤して、あなたのお気に入りの味を見つけてください。
何よりキャンプで飲むコーヒーは、自宅で飲む10倍美味しく感じます。