テントやタープを設営する際に必要になるペグ。
ペグには、様々な種類があります。
今回は代表的なペグ3種類を、ガンダムのモビルスーツに例えて説明します。
これから、キャンプを始める方の参考になると幸いです。
【お品書き】
- 鋳造ペグ
『量産型ザク』のように丈夫で安価なペグです
(でも重い) - アルミペグ
『高機動型ジム』のように軽くて使いやすいペグです
(でも弱い) - チタンペグ
『ガンダム』のように欠点のない高機能なペグです
(でも高い)
目次
ペグとは、テントやタープを地面に固定するピンの役割をするアイテムです。
テントは『自立式』と『非自立式』に分かれます。
自立式のテントはペグがなくても、ポールを使って設営することができます。
しかし、風に煽られるのを防ぐためには、自立式のテントであってもペグは必要です。
ワンポールテントやバップテントは、そもそもペグがないと設営することができません。
もちろん、タープの設営もペグが必要です。
それでは、初心者向けペグ3種類を解説します。
鋳造ペグ
まずは、鋳造ペグです。
溶かした鉄を鋳型に流し込んで作るので、安く大量に作ることができます。
丈夫ですが、反面、重くて錆びるというデメリットがあります。
モビルスーツに例えるなら、無骨な量産型ザクです。
硬い地面にも打ち込むことができ、地面の状態を選びません。
- メリット
・安価である
・丈夫である - デメリット
・重い
・サビが出る
アルミペグ
アルミペグの最大の特徴は、軽いということです。
上記の鋳造ペグに比べると、重さは約10分の1です。
最大の欠点は、弱いことです。
硬い地面に打ち込んだ場合、ペグが曲がることがあります。
形状によってY字型と、V字型があります。
モビルスーツに例えるなら、動きは良いが装甲の弱い高機動型ジムです。
- メリット
・とにかく軽い
・安価である - デメリット
・弱い
・長いものがない
チタンペグ
最後はチタンペグです。
それほど重くなく、とてもスリムです。
とにかく丈夫で、錆びることがありません。
難点は値段で、セットで購入するとそれなりの価格になります。
モビルスーツに例えるなら、高性能で高価なガンダムです。
- メリット
・軽量である
・かさばらない
・サビに強い - デメリット
・値段が高い
その他のペグ
その他にも、鍛造ペグ、プラスチックペグ、クロムペグなど様々な種類があります。
しかし、キャンプを始めたばかりなら、上記3種類から選んでみましょう。
『テントを買った時によく付属するペグ』で上記写真の形状の物は役に立ちません。
地面に打ち込むとすぐに曲がってしまうので、使用しないほうが良いでしょう。
紹介してもらったけど、一長一短でどれが良いか決められないよ!
迷ったら、鋳造ペグ24センチを買っておこう。
丈夫で安価なので、キャンプに持っていっても安心だよ。
雨上がりなどで地面が柔らかい時や、雪上にテントを設営する際などに重く長いペグを使用します。
しかし、まずは20センチから25センチのペグを用意しておけば大丈夫です。
結論から言うと、持ってたほうが良いです。
理由としては、
・ ラクに打ち込める
・ ラクに引き抜ける
の2点です。
写真のペグハンマーでは、底にあるカギでペグを簡単に引き抜くことができます。
キャンプ場で、時々ペグが抜けなくなり、四苦八苦しているキャンパーを見かけます。
地面にはまり込んだペグを抜くのは大変な力が必要ですし、放置することはマナー違反になります。
(人が転倒したり、車がパンクする恐れがある為)
ペグは先の尖った金属です。
むき身で収納すれば、他のキャンプギアを傷つけるので、専用の収納袋にしまいましょう。
専用の収納袋を使用すると、スッキリと整理することができます。
テントを購入するとペグが付属しますが、ほぼ役に立ちません。
安価な物で良いので、別売りのペグを購入してください。
迷ったら、とりあえずは、
「24センチ、鋳造ペグ」
を購入してください。
まずこれで、困ることはありません。
キャンプに慣れてきたら、自分のキャンプスタイルに合わせたペグを購入すれば大丈夫です。
それでは、楽しいキャンプライフを!