ソロキャンプを始めたいけど、すこし不安だな…
山中で動物に襲われたり、盗難にあったらどうしよう。
そして、何より、夜にテントで独りぼっちは、やはり怖いよ。
その気持ちは分かるよ。
僕もソロキャンプを始めた時は、怖い気持ちでいっぱいだったよ。
ラッキー君は、「怖い」をどうやって克服したの。
基本的には慣れだよ。
でも、「怖い」に対する対処法を知っておけば、克服するのが簡単になるよ。
今日は、ソロキャンプの「怖い」に対する、対処法を紹介するね。
この記事では、ソロキャンプ中に感じる、
・野生動物が怖い
・害虫が怖い
・ケガが怖い
・不審者が怖い
・夜中のトイレが怖い
・お化けが怖い
について、その原因と対策について解説します。
この記事を読むことによって、ソロキャンプ中の「怖い」を克服できます。
目次
大人だって怖い!初めてのソロキャンの夜
ソロキャンプが怖いという気持ちは、当たり前の感情です。
私たちは生まれた時から、安全な家の中で暮らし、大勢の人に守られて暮らしています。
そんな私たちが、むき出しの自然の中で一人で過ごし、守ってくれる者がいないと感じた時、不安を感じます。
初めてのソロキャンプ中に怖いと感じるのは自然なことであり、対処法さえ知っていれば克服できます。
ここが怖いよ!初心者がソロキャンプで感じた体験談
インターネットの体験談などを見ると、
- イノシシに食べ物を食い荒らされた
- スズメバチに刺された
- テント内の貴重品を盗まれた
などという書き込みを見かけます。
そして、何よりネット検索で多く表示されるのが、
- 恐ろしい心霊体験をした
です。
こんな記事を、読んでしまうと、ソロキャンプは怖いものと勘違いしてもおかしくはありません。
しかし、ソロキャンプは、都会で生活するよりずっと安全なのです。
ソロキャンプの6つの「怖い」は、この対処法で乗り切れ!
それでは、初心者キャンパーさんがキャンプ場で感じる、6つの怖いとその対処法について、順番に解説していきます。
ソロキャンプで野生動物が怖い
まずは、野生の動物です。
イノシシ、クマ、シカ。
森には多くの野生生物がいます。
これらの、野生生物と出会うのは、やはり怖いものです。
野生動物が怖い理由
野生生物が怖い理由は、
- 襲われる
- 食料を奪われる
からです。
テントを留守にしている間に食料品を食い荒らされた。
森の中でイノシシに遭遇して襲われた。
こんな話を聞けば、怖くなるのも当然です。
しかし、野生動物はそんなに怖いものでしょうか?
野生動物は本当に怖いのか
野生動物は、怖くありません。
人間が野生生物を怖がる以上に、野生生物は人間を恐れているのです。
野生動物の目的は、生きるために食べることであり、人間を襲うことではありません。
よほどの理由がなければ、野生の動物は人間を避けます。
ですので、人間が野生動物と接触する理由を作らなければ、野生動物は人間に近づいては来ません。
人間が野生動物を怖がる以上に、野生動物は人間を恐れているのです。
これまで何度も野生動物を見たけど、みんな人間には興味を示さず、自然に離れていったよ。
野生動物の怖いに対する対処法
野生動物を誘発しなければ、怖い思いをすることはありません。
具体的には、
- 山中では、人間の存在を知らせる
熊よけベルや、音楽をかけることで野生動物は近寄ってこなくなります。 - 残飯を放置しない
動物の目的は食料です。
残飯をテント外に放置しないように残飯を入れた袋の口を縛って、コンテナの中に入れましょう。 - クマの冬眠前、冬眠直後を避ける
クマが出没する地域は、11月の冬眠前と3月の冬眠明けの時期を避けましょう。
等の対策することで、野生動物を避けられます。
僕はソロキャンプ中に催涙スプレーを、お守り代わりに持っているよ。
気を付けていても、動物に襲われる可能性はゼロではないからね。
ソロキャンプで害虫が怖い
害虫は見た目も怖いですが、何より刺されるのが一番の恐怖です。
大型の蜂やムカデに刺された場合は、直ちに治療する必要があります。
害虫が怖い理由
害虫が怖い理由は、毒を持っているからです。
ムカデ、スズメバチは山の中に生息しています。
虫は小さいので知らない間に、テントの中に入り込み刺されることがあります。
うっかり、害虫に接触して刺されると、手足の形が変わるほど腫れ上がることもあります。
そんな害虫は、ソロキャンプにとって怖い存在です。
テントの中、特に寝袋の中は湿気があり暖かいので、知らない間に害虫が這いこむことがあるよ。
特に、野営スタイルのキャンパーさんは、寝る前に寝袋の中を確かめようね。
害虫は本当に怖いのか
害虫は対策できます。
最近は様々な防虫グッズが市販されており、害虫を避けられるようになりました。
虫よけ剤を散布したり、虫よけの服を着用することで、害虫が近寄らなくなります。
害虫は対策をしっかりと取れば、恐ろしいものではありません。
害虫の怖いに対する対処法
防虫の具体策としては、
- 森林香などの防虫薬を焚く
焚火も防虫効果があります - 防虫服を着る
ワークマンなどで、安価な防虫服が
市販されています
蜂が嫌う白色系統の服を着ましょう
などの対策をとれば、害虫が寄ってくることはありません。
そのうえで、万一、害虫に刺されたら、ポイズンリムーバーで毒を吸い出し、患部を温めましょう。
一般には腫れを抑えるために患部を冷やしがちですが、毒を中和するためには温めるのが正解です。
冬のキャンプは、害虫が少ないから安心だよ。
夏は蚊帳を積極的に使おうね。
ソロキャンプでケガが怖い
街中と違って、自然の中でケガするのは怖いものです。
ソロキャンプでは刃物を使うことが多くあります。
また、自然の中は整備されていない場所が多く、ケガする確率は普段より高くなります。
ケガが怖い理由
ソロキャンプ中のケガが怖い理由は、自分で対応しなければならないからです。
普段の生活では、ケガすれば誰かが手当てをしてくれますし、ケガが酷ければ病院に行けます。
しかし、自然の中では、ケガしても自分で治療しなければなりません。
ケガに対する対処法を知らなければ、ソロキャンプ中のケガが怖くなるのは当然です。
ケガは本当に怖いのか
ケガも対処法さえ知っていれば、怖くはありません。
必ずしも必要ではないため、軽視されがちですが、救急セットはソロキャンプに必須のアイテムです。
また、簡単な止血法などのケガに対する対処法も知っておくと良いしょう。
事前準備して、対処法を知っていれば、ケガを恐れる必要はありません。
ケガの怖いに対する対処法
ケガに対する対処法は、
- 止血する
- 傷口を清潔な水で洗い圧迫する
ことです。
刃物を扱う際に手袋を着用するなどの、基本的なケガの予防は忘れないようにしてください。
また、ケガが酷い場合は、
- 救急車を呼ぶ
- ソロキャンプを断念する
など、勇気ある行動も必要です。
ケガ以外にも、痛み止めや腹痛の薬を持っておくと安心だよ。
ソロキャンプで不審者が怖い
誰もいない自然の中で、いきなり知らない人に遭遇するのは怖いものです。
ソロキャンプに慣れないうちは、隣のサイトに無口な男性がいるだけで不安になったりします。
不審者が怖い理由
不審者が怖いのは、相手がどんな人か分からないからです。
不審者に対する恐怖とは、「自分を襲おうとしているのではないか」「何か盗まれるのではないか」という不安です。
自分のキャンプサイトの隣に知らない人間がいれば、何となく不安になるのも当然です。
人は知らない人物に対しては、本能的に警戒します。
ましてや、人里離れた自然の中では、警戒感が上がるのも当然です。
知らない人にばったりと会ったら、挨拶をしよう。
向こうもこちらを怖いと思っていることがほとんどだよ。
不審者は本当に怖いのか
不審者は怖くありません。
統計上、街中で犯罪被害に遭う確率と、自然の中で犯罪被害に遭う確率を比較すると、圧倒的に街中のほうが高いです。
それは当然のことで、サイコパスでもない限り、犯罪には目的があります(お金が欲しい等)
人口が極端に少ない場所にわざわざ移動して、大した金銭も持っていないキャンパーを狙うのは非効率的です。
何より、キャンパーは刃物を所持している確率が高く、犯罪者が最も嫌う相手になります。
映画などのイメージが強く、自然の中は犯罪に遭いやすいと思われがちですが、統計上、自然の中は安全なのです。
不審者の怖いに対する対処法
そうは言っても、防犯対策は必要です。
基本的な防犯対策は、
- 金目の物をソロキャンプに持って行かない
テントの中に置きっぱなしにしない
見せびらかさない - 薄着で歩かない(女性)
- 防犯ブザーを携帯する
などの対策が挙げられます。
灯りと防犯ブザーは、手元に置いておこう。
ソロキャンプで夜中のトイレが怖い
ソロキャンプ中、トイレに行くのが怖くて、一晩中我慢したなどという話を聞きます。
暗闇の中のトイレは、安全と分かっていても怖いものです。
夜中のトイレが怖い理由
夜中のトイレが怖いのは、人間の本能です。
狩猟時代から、人は自然の中で暮らしてきました。
ですので、自然の中で、人は本来の姿を取り戻してリラックスできます。
それと同時に、本能的に野生の獣に襲われる確率の高い闇夜を嫌います。
夜中にトイレに行くのが怖いのは、狩猟時代から人が持っている暗闇に対する恐怖であり、自然な感情なのです。
夜中のトイレは本当に怖いのか
理性だけで結論付けるならば、夜中のトイレは怖くありません。
現代社会において、人が夜中に獣に襲われることはそうはありません。
一見、自然豊かなキャンプサイトであっても、管理はしっかりとされています。
キャンパーが野獣に襲われるようであれば、キャンプ場が成り立たないからです。
ですので、夜中のトイレは怖くはないのです。
(理性で判断するならばですが)
夜中のトイレが怖い対する対処法
ソロキャンパーさんでなければ、
- 誰かと一緒にトイレに行ってもらう
というのが対処法になります。
もしも、あなたがソロキャンパーであれば、
- トイレが明るいキャンプ場を選ぶ
- ヘッドライトを使用する
夜間の移動は、両手が使えるヘッドライトがお勧め - 比較的トイレに近いサイトを選ぶ
ただし、トイレ直近は臭うし、景観が悪いので避けた方が良い - 飲水を控える
脱水症状には注意
などの、対処法で「夜中のトイレ怖い問題」を解決してください。
当然だけど、お酒をたくさん飲むと、トイレが近くなるよ。
ソロキャンプでお化けが怖い
初心者の方は、やはりこれが一番怖いのではないでしょうか。
日中、友人に「お化けが怖い」などと言えば、笑われてしまいます。
しかし、夜の自然には何故か超自然的なものが潜んでいる雰囲気があります。
お化けが怖い理由
お化けが怖いは、映画や小説、そしてアニメの影響です。
私たちは普段、様々な物語に触れて生きています。
物語の中のホラーというジャンルは、超常現象や幽霊を取り扱っています。
怖い物語に普段から触れている私たちは、物語の舞台となる自然の中にいると、つい怖いモノが存在するような気持ちになるのです。
ネットの怪談話やホラー映画は、キャンプ場が定番だね。
お化けは本当に怖いのか
当然、お化けは怖くありません。
私は各種メディアを調べましたが、お化けに襲われて亡くなったキャンパーさんの記事を、見たことがありません。
質量保存の法則から考えても、精神体であるお化けが物理的に人間に害をなすことはあり得ません。
もし、姿が見えるだけならば、壁のシミのように無視すれば良いだけの話なのです。
「もちろんそれでも怖いんだ」という意見は良く分かります。
かくゆう私も、ソロキャンプを始めたころは、怖くて眠られませんでした。
お化けが怖い対する対処法
結論から言うと、慣れしかありません。
人は大抵の環境に慣れます。
ソロキャンプを繰り返すうちに、「お化け怖い問題」は自然に消滅します。
これは、怖がりの私が言うのですから、間違いありません。
そのうえで、対処法として、
- テント内を明るくする
- 寝る前にコメディやお笑い動画を見る
- お酒の力で眠る
などの方法があります。
どうしても怖い人は、慣れるまで誰かと一緒にキャンプすると良いよ。
まだまだある、ソロキャンプで「怖い」を克服する方法
管理人が常駐するサイトを選ぶ
管理人さんが常駐しているキャンプ場は、安心感があります。
何か困ったときに気軽に相談できますし、夜中のトラブルにも対応して貰えるというのは心強いものです。
管理人さんと仲良くなると良いことだらけだよ。
穴場サイトを教えてもらえたり、キャンプの分からないことも教えてもらえるよ。
隣のサイトとあいさつをする
これは、マナーでもあります。
テントを設営する時に、隣のサイトに挨拶しておきましょう。
殆どのキャンパーさんは、自然を愛する優しい人です。
声を掛け合うだけで安心できますし、困ったときは助けてくれるはずです。
スマホのつながるサイトを選ぶ
スマホは現代の必須アイテムです。
困ったときは、スマホで「調べる」、「助けを呼ぶ」ことができます。
ソロキャンプ中は、スマホの電源を切って自然を楽しんで欲しいものですが、いざという時の通信手段だけは確保しておきましょう。
キャンプ場によっては、電波が繋がらないところもあるので、事前にキャンプ場のホームページなどで確認しておきましょう。
ソロキャンプの怖いのまとめ
今回は、ソロキャンプにまつわる6つの怖いと、その対処法について解説しました。
この記事を読んで「ソロキャンプって怖いの?」と心配になった方がいるかもしれません。
しかし、ソロキャンプの怖いの理由と対策を知っていれば、むしろ都会の生活よりも安全と言えます。
今回の記事が、初心者キャンパーさんにとって、安心してソロキャンプするための一助になれば幸いです。
それでは、キャンプ場で会いましょう!!
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