キャンプに行きたいけど忙しい。
ちょっとしたスキマ時間に、キャンプ気分を味わいたい。
そんな方にお勧めしたいのが、庭キャンです。
庭キャンの最大のメリットは『安・近・短』です。
そこで、今回は自宅の庭でソロキャンを試してみたいという方へ、庭キャンの5つのメリットと、3つの注意点を解説したいと思います。
後半に、私の庭キャンの様子も紹介します。
・思いついたら、すぐ始められる
・移動時間を考えなくて良い
・忘れ物を取りに帰られる
・お風呂に入られる
・安全である
・近所迷惑になる
・人目が気になる
・焚き火ができない
目次
文字どおり、庭でキャンプをすることです。
自宅内の部屋をキャンプ風に飾り立て、キャンプ気分を満喫する『家キャン』という言葉もあります。
地方であれば、自宅近くにキャンプができる場所があったりしますが、街中ではなかなか広い土地もありません。
しかし、狭い庭でも工夫次第でキャンプ気分を味合うことができます。
また、ソロキャンプをしたことがないという人にとっても、庭キャンは最高の練習になるはずです。
まずは、庭キャンを行うべき5つのメリットです。
1、思いついたら、すぐ始められる
庭キャンの良いところは、なんといっても思いついたら、すぐ始められるところです。
日中に用事があったとしても、夕方から空いた時間を利用して庭キャンをすることができます。
何しろ自宅の庭なのですから、キャンプ場を予約する必要もありませんし、荷物も最低限ですみます。
テントを立てなくても、夕食だけキャンプ気分で味わって、夜は自宅で寝るなんてこともできます。
2、移動時間を考えなくて良い
自宅のすぐ近くにキャンプ場があるという方はそうはいないと思います。
キャンプに行くときは、キャンプ道具をパッキングして、車や電車などで目的地まで移動します。
大自然に囲まれたキャンプ場ほど、移動距離も長くなるはずです。
キャンプ場に到着したら事務所で受付をして、そこからテントサイトまで荷物を運んで、やっとキャンプ開始です。
庭キャンプでは、これらの事前準備や移動時間を考えなくて構いません。
思い立ったらキャンプ開始です。
3、忘れ物を取りに帰られる
キャンプあるあるで一番多いのが、忘れ物です。
ちゃんとチェックリストを作っているはずなのに、何故か毎回忘れ物をします。
「電池が切れていた」、「食材が足らなかった。」
(私のことです…)
中にはテントを忘れるつわ者もいます。
庭キャンでは当然ですが、忘れ物はありません。
必要な道具は、家に取りに戻れば良いのです。
4、お風呂に入られる
最近は高設備のキャンプサイトが増えてきて、シャワーが設置してあることが増えました。
しかし、自然を売りにしているキャンプ場ではシャワーはおろか、トイレさえないところもあります。
私は、ソロキャンプとは不便を楽しむレジャーだと思っていますが、それでも夏のキャンプなどでお風呂に入れるというのは有り難いものです。
同様に、ウォシュレット付きのトイレがあると、とても嬉しいものです。
5、安全である
キャンプは自然の中で行います。
ですので、
・野生の動物に遭遇する
・ナイフや火で怪我をする
・自然災害に巻き込まれる
などの危険があります。
しかし、自宅の庭でのキャンプならば、危険度はグンと下がります。
ナイフで怪我をしたとしても、すぐに病院に行くことができます。
さて、ここまで庭キャンのメリットを紹介しましたが、もちろん注意しなければならないこともあります。
1、近所迷惑になる
「ソロキャンプで、そこまで騒音は立てないよ」思うかもかも知れませんね。
しかし、キャンプはテントの設置などで騒音が発生しますし、庭にいる限り何らかのノイズが発生します。
近所の人たちにとっては、普段聞き慣れない音というのは、どうしても気になるのものです。
特に夜間などは、音楽をかけるなどの行為を控えて、なるべく静かに過ごしたほうが良いでしょう。
また、近所の人と話す機会があれば「時々庭キャンをしますけど、ご迷惑をおかけします」等声掛けをしておけば、トラブルを事前に回避できます。
2、人目が気になる
当然ですが、庭でキャンプをするということは、近所の家からは丸見えということになります。
(しかも、好奇心の目です)
仕方がないことですが、庭キャンはある程度、人から見られるということを意識したキャンプになります。
対策としては、テントの入り口の向きを工夫したり、タープを活用するという方法があります。
3、焚き火ができない
隣家がよほど離れていない限り、庭キャンプでの焚き火は止めたほうが良いでしょう。
理由は、
・ 火事の危険がある
・ 煙が隣家に入る
からです。
また、場合によっては『廃棄物の処理及び清掃に関する法律』に抵触する可能性があります。
そうでなくても、洗濯物に匂いがついたなどのトラブルに発展するおそれがあります。
対策としては、カセットガスコンロや、バーナーなどを使うと良いでしょう。
さて、ここまで紹介してきた庭キャンですが、私の庭キャンの様子を紹介します。
写真のように、狭い庭で隣家にも接しています。
そこで、
・ 隣家が見える方向を背にする
・ 小さめのテントを設置する
等の工夫をしています。
反対に、荷物の持ち運びが楽なので
・ 大きめの椅子を設置
・ コンテナに荷物を満載
しています。
メスティンでご飯を炊いて、レトルトカレーをかけました。
『ほりにし』のアウトドアスパイスを使えば、すっかりプロの味です。
手抜き料理ですが、外で食べると3倍美味しいというのが、キャンパーの定説です。
夜になると、隣家が見えなくなるので、キャンプ気分も盛り上がります。
シェラカップでパンケーキを焼いています(焦げてしまったので、完成の写真はありません)
その後、星を見ながらチビチビと日本酒を飲み、テントの中でネットフリックスの映画を見ました。
私の場合、家で眠るより、外で寝るほうが何故か眠りが深くなります。
これから、ソロキャンを始めたい方。
新しいテントや、ギアを試してみたい方。
スキマ時間でもいいから、キャンプを楽しみたい方。
そんな方に、庭キャンはお勧めです。
今回は、ソロキャンにフォーカスしてお話しましたが、もちろん家族での庭キャンも最高です。
お子さんや、パートナーがキャンプを理解してくれないという方も、庭キャンでお接待してみてはどうでしょうか?
きっと、キャンプの魅力を理解してくれると思いますよ。