初心者向けペグの選び方をガンダムに例えてみた

テントやタープを設営する際に必要になるペグ。

ペグには、様々な種類があります。

今回は代表的なペグ3種類を、ガンダムのモビルスーツに例えて説明します。

これから、キャンプを始める方の参考になると幸いです。

【お品書き】

  • 鋳造ペグ
    量産型ザク』のように丈夫で安価なペグです
    (でも重い)
  • アルミペグ
    高機動型ジム』のように軽くて使いやすいペグです
    (でも弱い)
  • チタンペグ
    ガンダム』のように欠点のない高機能なペグです
    (でも高い)

ペグとは

ペグとは、テントやタープを地面に固定するピンの役割をするアイテムです。

テントは『自立式』と『非自立式』に分かれます。

【左が『非自立式』、右が『自立式』】

自立式のテントはペグがなくても、ポールを使って設営することができます。

しかし、風に煽られるのを防ぐためには、自立式のテントであってもペグは必要です。

ワンポールテントやバップテントは、そもそもペグがないと設営することができません。

もちろん、タープの設営もペグが必要です。

ペグの種類

それでは、初心者向けペグ3種類を解説します。

鋳造ペグ

【1本250円ほど。重さは118グラム】

まずは、鋳造ペグです。

溶かした鉄を鋳型に流し込んで作るので、安く大量に作ることができます。

丈夫ですが、反面、重くて錆びるというデメリットがあります。

モビルスーツに例えるなら、無骨な量産型ザクです。

硬い地面にも打ち込むことができ、地面の状態を選びません。

  • メリット
    ・安価である
    ・丈夫である
  • デメリット
    ・重い
    ・サビが出る

アルミペグ

【1本100円ほど。重さは12グラム】

アルミペグの最大の特徴は、軽いということです。

上記の鋳造ペグに比べると、重さは約10分の1です。

最大の欠点は、弱いことです。

硬い地面に打ち込んだ場合、ペグが曲がることがあります。

形状によってY字型と、V字型があります。

モビルスーツに例えるなら、動きは良いが装甲の弱い高機動型ジムです。

  • メリット
    ・とにかく軽い
    ・安価である
  • デメリット
    ・弱い
    ・長いものがない

チタンペグ

【1本500円ほど。重さは49グラム】

最後はチタンペグです。

それほど重くなく、とてもスリムです。

とにかく丈夫で、錆びることがありません。

難点は値段で、セットで購入するとそれなりの価格になります。

モビルスーツに例えるなら、高性能で高価なガンダムです。

  • メリット
    ・軽量である
    ・かさばらない
    ・サビに強い
  • デメリット
    ・値段が高い

その他のペグ

【テントを買った時によく付属するペグ】

その他にも、鍛造ペグ、プラスチックペグ、クロムペグなど様々な種類があります。

しかし、キャンプを始めたばかりなら、上記3種類から選んでみましょう。

『テントを買った時によく付属するペグ』で上記写真の形状の物は役に立ちません。

地面に打ち込むとすぐに曲がってしまうので、使用しないほうが良いでしょう。

キャンプネコ
キャンプネコ

紹介してもらったけど、一長一短でどれが良いか決められないよ!

雑種犬ラッキー
雑種犬ラッキー

迷ったら、鋳造ペグ24センチを買っておこう。

丈夫で安価なので、キャンプに持っていっても安心だよ。

ペグの長さについて

【30センチを超えるペグ】

雨上がりなどで地面が柔らかい時や、雪上にテントを設営する際などに重く長いペグを使用します。

しかし、まずは20センチから25センチのペグを用意しておけば大丈夫です。

ペグハンマーは必要か?

【金属製ペグハンマー】

結論から言うと、持ってたほうが良いです。

理由としては、

・  ラクに打ち込める

・  ラクに引き抜ける

の2点です。

写真のペグハンマーでは、底にあるカギでペグを簡単に引き抜くことができます。

キャンプ場で、時々ペグが抜けなくなり、四苦八苦しているキャンパーを見かけます。

地面にはまり込んだペグを抜くのは大変な力が必要ですし、放置することはマナー違反になります。
(人が転倒したり、車がパンクする恐れがある為)

ペグの運搬

【ペグ収納袋】
【ペグ以外に、ハンマー、ガイロープも収納できる】

ペグは先の尖った金属です。

むき身で収納すれば、他のキャンプギアを傷つけるので、専用の収納袋にしまいましょう。

専用の収納袋を使用すると、スッキリと整理することができます。

まとめ

テントを購入するとペグが付属しますが、ほぼ役に立ちません。

安価な物で良いので、別売りのペグを購入してください。

迷ったら、とりあえずは、

「24センチ、鋳造ペグ」

を購入してください。

まずこれで、困ることはありません。

キャンプに慣れてきたら、自分のキャンプスタイルに合わせたペグを購入すれば大丈夫です。

それでは、楽しいキャンプライフを!

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