ラッキーくん!
暑いよ!暑すぎるよ!!
とてもキャンプに行く気分じゃないよ!!!
クーラーに慣れた僕たちにとって、夏のアウトドアはしんどいよね。
まずは、夏だからといって無理にキャンプする必要はないよ。
でも、どうしてもキャンプに行きたい人のために、夏の暑さ対策を解説するよ。
夏本番です。
日本各地では最高温度の更新ニュースが連日のように流れています。
こんな時期は、キャンプをしないのが最もおすすめです。
それでも、「夏はキャンプに行きたいんだ」という方のために、キャンプの暑さ対策を解説します。
この記事を読むことで、
・猛暑対策の基本知識
・猛暑中のキャンプ地の選び方
・猛暑中のキャンプの過ごし方
・暑さ対策の基本
について分かります。
目次
猛暑対策の基本知識と準備
猛暑の中で快適にキャンプを楽しむためには、まずは衣服の選び方が重要です。
通気性の良い素材の衣服を選び、帽子やサングラスを着用しましょう。
特に水分補給は欠かせません。
1日に最低でも2リットルの水を飲むように心がけ、スポーツドリンクを活用して電解質を補給するのも効果的です。
また、日焼け止めを塗ることや、防虫スプレーを使用することで、皮膚の保護も忘れずに行いましょう。
とても怖い脱水症状と熱中症
熱中症や脱水症状は、死に至る事があるという認識が大切です。
脱水症状は以下の症状を引き起こしますので、注意が必要です
・腎不全
重度の脱水症状は腎臓に深刻なダメージを与え、腎不全に至る可能性があります
・急激な体重減少
脱水症状により、短期間で大幅な体重減少が起こることがあります
・意識障害やせん妄
重度の脱水症状は意識レベルの低下や、混乱状態を引き起こす可能性があります
・熱中症のリスク
脱水症状は熱中症の主要な要因となり、体温調節機能を低下させます
・循環器系への影響
脱水症状は血圧低下や頻脈を引き起こし、心臓に負担をかけます
脱水症状とは体の電解質が失われた状態のことだよ
また熱中症には以下のリスクがあります
・重症化場合、生命の危険
適切な処置が遅れると、最悪の場合死に至る可能性があります
・多臓器不全
重症化すると昏睡状態から多臓器不全を起こすリスクがあります
・脳機能に後遺障害が残る危険
一命を取り留めても、脳機能に永続的な障害が残る可能性があります
・長期入院のリスク
重症化した場合、回復に長期間を要し、入院が長引く可能性があります
・全身のけいれん
体温上昇とともに、全身にけいれんが生じる場合があります
・嚥下障害の発生
重症化すると飲み込みが困難になる嚥下障害が起こることがあります
熱中症とは高温で引き起こされる健康被害の総称だよ
適切な衣服の選び方
猛暑の中で快適にキャンプを楽しむためには、適切な衣服の選び方が重要です。
通気性の良い素材の衣服を選び、帽子やサングラスを着用しましょう。
以下に、猛暑日のキャンプで適切な衣服を紹介します
・軽量で通気性の良い素材を選ぶ
ポリエステルやコットンなど、軽くて通気性のある素材の服を選ぶことで、汗をかいても快適に過ごせます
・長袖・長ズボンを着用する
直射日光を避け、害虫から体を守ることができます
日焼けは想像以上に体力を奪います
・UVカット機能のある長袖を着用
紫外線対策として、UVカット素材の長袖シャツを着ることで、肌を守られます
・サファリハットやキャップを直用
頭部を日差しから守るために、広めのつばのあるサファリハットや通気性の良いキャップを着用します
・吸水性のあるインナー
汗をかいた際に快適さを保つため、吸水性のあるインナーを着用し、都度着替えてください
日焼け止めや防虫対策などのスキンケア
防虫対策については、以下の記事を参考にしてください。
『キャンプ用蚊取り線香』『防虫剤』『長袖、長ズボンを着用する』ことが効果的です。
2024版 虫が苦手でも安心!キャンプで使える、虫対策の全て!また日焼け対策については、以下の記事で詳しくまとめています。
『日焼け止め』『長袖衣服の着用』が効果的です。
日焼け止めは性能よりも、こまめな塗り直しが効果的です。
キャンプ地の選び方と配置
猛暑時のキャンプ地選びは、涼しさを求めることが大切です。
木陰の多い場所や川辺を選ぶことで、真夏でも涼を得られます。
テントを設置する際は、通気性を確保するために風通しの良い場所を選び、日中の直射日光を避けるようにしましょう。
さらに、シェルターやタープを設置して、人工的な日陰を作りましょう。
木陰や川辺など、涼しい場所の見つけ方
真夏のキャンプであっても、涼しい場所は存在します。
木陰であったり、川辺であれば、思わぬ自然の涼を得ることができます。
以下に、キャンプの涼しい場所の探し方を紹介します。
・標高の高い場所でキャンプする
例えば、標高が1,000m上昇すると、温度は6度下がります
高地でキャンプすることで、涼しく過ごすことができます
・風通しの良い場所を探す
人間の皮膚は、風を受けることで涼しさを感じます。
遮蔽物のない、風通しの良い場所でキャンプしましょう
・水辺や樹木の多い場所を選ぶ
キャンプ場を選ぶ時に、水辺であったり、木々が多い場所を選びましょう
・キャンプ情報を事前に調べる
キャンプ場の環境は、ネットや口コミで調べられます
快適な環境のキャンプ場を選びましょう
・避暑地でキャンプする
元々、避暑地で知られている場所を選べば、涼しくキャンプできます
各地域には観光地でなくても避暑地があります
テントの配置と通気性を良くする方法
テント自体に工夫をすることで、テント内でも涼しく過ごすことができます。
設営場所はなるべく涼しい場所を選んだうえで、以下の点を工夫してみてください。
・通気性の良いテントを使用する
ベンチレーション機能があったり、メッシュが装備されているテントを選びます
・出入り口を開放して空気の流れを作る
テント内に熱い空気が滞留しないように、テントの前後を開いて空気の流れを作ります
・サーキュレーターを使用する
充電式の扇風機が安価で購入できます
強制的にテント内の熱を廃棄しましょう
・打ち水を行う
テントの周りに水をまくことで蒸発現象がおき、温度が下がります
・タープを使用する
テントに直射日光が当たらなくすることで、テント内の気温を下げます
・大きめのテントを選ぶ
広い空間を確保することで、テント内に熱がこもるのを防ぐことができます
夕方からキャンプを行うという選択
涼しくキャンプを行う一番の方法は、夕方からキャンプを行うことです。
夕方キャンプのメリットは、もちろん日中の強烈な日差しを避けることです。
夕方からキャンプしても日が沈む時間が遅いので、キャンプ時間は有効に過ごせます。
また、翌日、早朝から活動することで、涼しい時間帯にキャンプのアクティビティを楽しめます。
季節の良い時期の『昼から翌朝までのキャンプ』を、『夕方から翌日の昼までキャンプ』に切り替えることで、快適に過ごせる時間が長くなります。
猛暑の中での安全なアウトドア活動
猛暑の中でもアウトドア活動を楽しむためには、時間帯の工夫が必要です。
早朝や夕方の比較的涼しい時間帯にアクティビティを計画しましょう。
水遊びは涼を取るのに最高のアクティビティで、カヤックやスイミング、釣りなどもオススメです。
その他には、日中はシェルターや日陰で読書やゲームを楽しんでも良いでしょう。
無理をせず、適度な休息を取りながら楽しんでください。
日中移動するようなアクティビティは、夕方か早朝に行う
トレッキングなどは日中の時間を避けましょう
水を使ったアクティビティを計画する
カヤック、サップ、水泳、釣りなど、夏にしかできないことを楽しむ
日陰で読書などを楽しむ
暑い時間帯は、あえてゆっくりと過ごしてみる
普段はできない読書や、スマホを使いドラマのイッキ見など楽しむ
猛暑用の食事と飲み物
熱中症対策には、適切な食事と飲み物が欠かせません。
フルーツやアイス、冷たいスープなど、体を冷やす効果のある食品を積極的に取りましょう。
炎天下での調理は避け、ポータブルガスストーブを使ったり、火を使わない料理を工夫するのも良い方法です。
また、クーラーボックスを活用して食品を新鮮に保ち、安全に食事を楽しむことができます。
熱中症対策に効果的な食品や飲み物
保冷機能のある水筒を利用して、冷たいスープや飲み物を飲みましょう。
また、キャンプ場で売店があれば、冷たいアイスが売っているでしょう。
冷えたフルーツをクーラーボックスに入れて、食べるのも夏のキャンプの醍醐味です。
耐久性抜群!スタンレーの水筒がキャンプをハックする理由!炎天下での調理方法(ポータブルガスストーブの利用や火を使わない料理)
真夏のキャンプでは、あえてキャンプ定番のバーベキューを封印してみませんか。
キャンプメシには、火を使わなくても食べられるものもあります。
以下に、火を使わないキャンプメシの1例を紹介します。
・トマトと生ハムのカナッペ
・フルーツサンド
・冷やし中華
・マグロのタルタル
・ツナ缶とアボカドのタコス
・サラダラップ
作り方はクックパッドなどで、たくさん紹介されているよ
クーラーボックスの活用法と食品の保管方法
クーラーボックスは、安価で性能が良いものが多くあります。
クーラーボックスの性能は、保冷剤に左右されますので、保冷力の高い保冷剤を選びましょう。
以下の記事で、クーラーボックスの選び方を紹介しています。
最新ソフトクーラーボックス!キャンプで使っていない人、確実に損してます!緊急事態への備え
猛暑時には、熱中症や脱水症状のリスクが高まります。
これらの症状に対する基本的な知識と応急処置法を知っておくことが大切です。
熱中症の症状には、めまいや頭痛、吐き気などがあり、早急な対処が必要です。
緊急連絡先を確認し、救急セットを準備しておきましょう。
また、近くの医療施設の位置を事前に確認しておくことで、万が一の際にも迅速に対応できます。
熱中症や脱水症状の症状と応急処置法
熱中症や脱水症状の対応は、『早期発見』『早期対応』が何より重要です。
せっかくのキャンプだからと、つい無理をしがちですが、大事になる前に早めに対応してください。
キャンプで何より重要なのは、『撤退する勇気を持つ』ことです。
- 涼しい場所へ移動する
エアコンの効いた室内や風通しの良い日陰など、涼しい環境に避難します - 体を冷やす
首筋、脇の下、足の付け根などに冷たいタオルや保冷剤を当てて、体温を下げます - 水分補給を行う
水やスポーツドリンクなどで適切に水分を補給します - 塩分も摂取する
塩分を含む食べ物や飲み物を摂取し、水分の吸収を促進します - 経口補水液を使用する
脱水症状の回復に効果的な経口補水液を利用すると効果的です - 衣服を緩める
体を締め付ける衣服を緩め、体温の放散を促します - 安静にする
体への負担を軽減し、回復を促すために適切な休息を取ります - 症状が重い場合は医療機関を受診する
意識障害や重度の症状がある場合は、すぐに医療機関を受診してください
緊急連絡先の確認と救急セットの準備
重篤な場合は躊躇することなく『119番』してください。
しかし、キャンプは山奥など交通の便が悪い所で行うことがあります。
救急車が間に合わない場合を考えて、最寄りの医療機関及び営業時間を確認しておきましょう。
また、初期症状に備えて、以下の製品を用意しておくと安心です。
・経口補水液、スポーツドリンク
・冷却タオル
・アイスバッグ
・塩分補給タブレット
・体温計
・頭痛薬、制吐剤
・着替え
制吐剤は熱中症の初期症状に効果があるよ
夏を制するものはキャンプを制する
ベテランキャンパーほど、冬キャンプよりも夏キャンプのほうが困難に感じます。
キャンプにおいて暖を取るのは比較的簡単なのですが、涼を取るのは極めて困難だからです。
近年は、ポータブルクーラーなどもありますが、誰もが高価な機器を買えるわけではありません。
(荷物も増える)
せっかくのキャンプを楽しく過ごして、良い思い出を作るために、しっかりとした暑熱対策を実施してください。
それでは、キャンプ場で会いましょう!!