![雑種犬ラッキー](https://inudash3times.com/wp-content/uploads/2021/12/無題3-1.png)
キャンプといえば、焚き火というイメージがあるけど、フミくんは焚き火をしたことがあるかな?
![野営猫フミ君](https://inudash3times.com/wp-content/uploads/2022/05/ネコ野郎.png)
やってみたいけど、キャンプ慣れした人がしているイメージが強くて敷居が高いな。
![雑種犬ラッキー](https://inudash3times.com/wp-content/uploads/2021/12/無題3-1.png)
大丈夫だよ。
基本さえしっかりと押さえておけば、焚き火は暖かいし、見ているだけで癒やされるよ。
キャンプだからといって必ず焚き火をする必要はないけど、キャンプの楽しみ方の1つとして知っておいて損はないよ。
![野営猫フミ君](https://inudash3times.com/wp-content/uploads/2022/05/ネコ野郎.png)
じゃあ初心者にもわかるように、解説してね。
・ 焚き火に必要な道具
薪の選び方、焚き火台、火吹き棒等
・ 焚き火の始め方
着火の方法、火の育て方
・ 焚き火の終わり方
焚き火の後始末
目次
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焚き火に必要な道具を紹介します。
今回は、最低限用意してほしい道具と、できれば用意して方が良い道具に分けて解説します。
最低限用意してほしい道具
焚き火台
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焚き火をするのに焚き火台は欠かせません。
日本のキャンプ場で、直火で焚き火ができるキャンプ場は稀です。
地面に熱を伝えない焚き火台がなければ、焚き火をそもそも始めることができません。
焚き火台の種類は、目的や楽しみ方によって多岐多様に別れます。
写真は焚き火台の1例です。
着火道具
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【筆者は着火道具をポーチにまとめている】
生の木に市販のマッチで火を点けるのは、かなり難易度が高くなります。
慣れるまでは、『着火剤』や『バーナー』を使うのもありです。
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【SOTOのバーナー。100%着火が成功します】
ワイルド感を楽しみたいなら、『メタルマッチ』や『火打ち石』を使って火を点けることもできます。
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【メタルマッチ。鉄に擦り付けて火花を出します】
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【火打ち石。メノウに鉄を打ち付け、火花をチャークロスに移します】
薪
![](https://inudash3times.com/wp-content/uploads/2022/12/alexander-schimmeck-PSOXTEIYKeo-unsplash.jpg)
なんと言っても薪は必要です。
薪は大きく、『針葉樹』と『広葉樹』に分かれます。
![](https://inudash3times.com/wp-content/uploads/2022/12/michael-held-ABZLtPf8SkI-unsplash.jpg)
【代表的な広葉樹であるナラ】
広葉樹には、
・火がつきにくい
・火が長持ちする
という特徴があります。
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【代表的な針葉樹である杉】
針葉樹は、反対に
・火が付きやすい
・火が長持ちしない
とい特徴があります。
用途に合わせて、薪選びをしてください。
オーソドックスな使い方としては、最初は針葉樹を薪に使い、火が大きくなったら広葉樹を薪にするというものです。
できれば用意してほしい道具
焚き火シート
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焚き火台を使っても、やはり炎の熱は地面に伝わります。
また、焚き火台から火の粉や、燃えた木が落ちることもあります。
焚き火シートは、そんな熱から地面が焼けるのを防ぎます。
できれば、持っておいて欲しいアイテムです。
火消し袋
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火消し袋は、燃えた炭を入れるための袋です。
まだ、赤々とした炭を入れて消化することができます。
火消し袋を使うことで、
・焚き火を素早く撤収できる
・灰を安全に持ち帰ることができる
メリットがあります。
焚き火の炭は、そのまま放置できません。
必ず持ち帰るか、キャンプ場所定の炭捨場に捨てましょう。
火吹き棒等
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火吹き棒は、火力を調整するのに使います。
空気を送り込むことによって、火を面白いようにコントロールすることができます
![](https://inudash3times.com/wp-content/uploads/2022/12/PXL_20221229_014201188-1024x768.jpg)
薪キャリーバック。
これがあると、薪を運ぶのが楽ですし、オシャレ感がアップします。
小さいものから大きなものへ
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焚き火を大きくするためには『小から大の法則』を利用してください。
いきなり大きな薪に火は付きません。
順番は、
着火剤→小枝→細い枝→太い枝
です。
自然の着火剤
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【松ぼっくりは天然の着火剤】
着火剤は市販の物でも構いませんが、
・枯れた松の葉、笹の葉
・松ぼっくり
等は天然の着火剤として利用できます。
枯れ葉は意外と火がつきにくいので、注意してください。
薪を組む
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写真はこれまでの説明に従って、焚き火の木を組んだところです。
中心部に枯れた松の枝、その周囲に小枝、そして細い枝を予め準備しています。
注目してほしいのは、木の組み方です。
空気が通るように、火が立ち上ること考えて、やぐら状に薪を組んでいます。
火を育てる
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中心部の着火剤に火を着けてください。
ここが一番神経を使うところです。
目を離さず、小さな火を大きく育ててください。
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火が育ってきたら、やや太めの薪をくべてください。
薪は種火の上に乗る程度の大きさにしてください。
また、一度に大量の薪をくべないようにしてください。
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最初の薪が炭になったら、あとは適当に薪をくべてください。
炭の火力は強力です。
適当に薪をくべても、簡単に着火します。
もし火力が足りないと思ったら、火吹き棒で火を大きくしてください。
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あとは、焚き火を楽しんでください。
焚き火を眺めながら、ぼんやりと過ごす時間は何にも変えられない至福の時間です。
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焚き火は簡単には消えません。
焚き火中は、焚き火から目を離さないようにしてください。
また、焚き火を終えて、テントに撤収する際も、焚き火をそのままにしないでください。
風などで、火の粉が飛んで思わぬ火事になることがあります。
焚き火を終えるときは、『火消し袋』もしくは『火消し壺』に埋み火を入れてください。
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【火消し壺で消した炭は、再び火をつけることができる】
自宅に灰を持ち帰った場合は、灰を肥料にすることができます。
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焚き火は人を惹きつける不思議な魅力があります。
揺らめく炎を見つめていると、時が過ぎていくのも忘れます。
それは、人間が太古の昔から炎を見つめてきた記憶が、人の遺伝子に刻まれているからかもしれません。
今回は、焚き火に関する、極めて基本的な部分を記事にしました。
焚き火に関しては、本が1冊かけるほど奥が深いものです。
この記事をきっかけにして、焚き火道の1歩を踏み出してみませんか。
それでは、キャンプ場で会いましょう。