ワンポールテントの「買って後悔」を解消する裏技4選と、厳選おすすめワンポールテント4選!

ふみ君
ふみ君

ワンポールテントってあこがれるけど、買って後悔したって話も聞くんだよね!

ラッキー君、実際のところどうなの?

ラッキー
ラッキー

ワンポールテントは、古くからあるテントスタイルだよね。

キャンパーたちに愛され続けるのには理由があるよ。

一方で、買って後悔したという人の気持ちも分かるよ。

テントは毎年のように、最新技術を使った新しいタイプのテントが発売されています。

にもかかわらず、ワンポールテントは、無くなるどころか常にキャンパーたちを魅了し続けています。

一方で、

  ワンポールテントは使いにくい

という、後悔の声があるのも事実です。

ワンポールテントは、本当に買って後悔するようなテントなのでしょうか?

この記事を読むことで、初心者キャンパーさんが、ワンポールテントの購入を検討する際に、

 ・ 買って良かった点、後悔する点

 ・ 買って後悔する点を解消する裏技

 ・ 購入する際の着眼点

が分かり、満足できるワンポールテントを購入できるようになります。

後悔する?ワンポールテントの特徴

ネイティブアメリカンが住居用に使っていた「ティピーテント」(tee-peeは住居の意味)が、ワンポールテントの先祖であると言われています。

ワンポールテントはその名の通り、ワンポールつまり1本の棒で立てられたテントのことです。

そのシンプルで美しいフォルム故に、多くのキャンパーに現在まで愛されています。

その一方で、単純な構造から生じる不便さもあります。

ワンポールテントの特徴

膜とポールだけのシンプルな構造

角をペグダウンする必要がある

隙間が多い

室内が高い

ワンポールテントの「買って良かった点」と「買って後悔した点」

どんなテントにも、良いところと悪いところがあります。

自分に合うテントとは、良い点がキャンプの目的に合っていて、悪い点が気にならないテントのことです。

以下に「ワンポールテントの買って良かった点」と「ワンポールテントの買って後悔した点」を解説します。

自分のキャンプスタイルと、照らし合わせながら読んでみてください。

ワンポールテントを買って良かった点

ワンポールテントを買ってよかった点は、以下のとおりです。

  • 設営時間が短い
  • 天井が高い
  • オールシーズン対応可能
  • 薪ストーブが使える
  • 雪が積もらない

ワンポールテントの特徴は何と言っても、素早く設営できること。

角にペグダウンして、ポールを中に入れて立てるだけ。

慣れれば10分以内で設営できます。

そしてもう一つの特徴が、薪ストーブを導入できる点です。

多くのワンポールテントには、床にシートがありません。

材質は熱に強いコットン系が多く、薪ストーブをテント内で使えます。

冬のキャンプで、暖かく過ごせるのはワンポールテントの大きな魅力です。

以下は、実際にワンポールテントを使った人の感想です。

ワンポールテントを買って後悔した点

ワンポールテントを買って後悔した点は、以下のとおりです。

  • 設営にペグが必要(非自立型)
  • デッドスペースが大きい
  • 前室が作りにくい
  • 雨に弱い
  • 中央部の柱が邪魔

ワンポールテントは、円錐(えんすい)形をしています。

ですので、壁が斜めになっており、天井に近づくにつれ空間が狭くなります。

ワンポールテントは床の部分が、むき出しの地面になっています。

そのため、壁との隙間から虫が入ったり、雨水が浸水する可能性があります。

ラッキー
ラッキー

床にシートを敷くこともできるよ。

雨も土砂降りが続かない限り、浸水することはないよ。

また、構造的に室内の真ん中に柱があるので、室内をレイアウトする際や、移動時の障害になります。

不便さを含めて、ワンポールテントの野性味あふれる魅力です。

ですが、テントの中央にポールがあることが、気になる人もいます。

以下は、実際にワンポールテントを使った人の感想です。

ワンポールテントの後悔を解消するテクニック

ワンポールテントを買って後悔する点を挙げましたが、その中の大部分は工夫次第で解消可能です。

キャンプは電化製品のない自然の中で過ごすアクティビティですから、常に「不便」に付きまとわれます。

しかし、ちょっとした工夫で「不便」は解消できますし、「困った」を解決していくこと自体がキャンプの楽しみです。

デッドスペースの解消

ワンポールテントは円錐形なので、上に行くほど狭くなるという特徴があります。
(反面、中央部では大人が立つこともできる)

そのため、壁側は斜めになっており、デッドスペースが生まれます。

ワンポールテントでは、座面を下げることで空間を広く使えます

円錐形は底辺が広いため、座面を下げれば有効に使えるスペースが広くなります。

あぐらスタイル

座面の低いチェア

ローコット

をチェア代わりにすることで、座面が低くなり視界が広がります。

ラッキー
ラッキー

あぐらスタイルや、ローコットの使用は、荷物の低減にもなるよ。

地面からの冷えを解消

ワンポールテントであぐらスタイルにする場合は、室内にシートを敷きます。

夏は良いのですが、冬は地面からの冷気が想像以上に伝わってきます

薪ストーブなどを使用すれば、室内は暖かいのですが、地面からの冷気はじわじわと伝わってきます。

対策は、「断熱性のあるシートを使う」です。

地面からの冷気を防ぐには、

床シートの上に銀マットを敷

更に、銀マットの上にラグを敷く

の重ね使いをすれば、あぐらスタイルでも快適に過ごせます。

お気に入りのラグを使用すれば、テント内が一気におしゃれな空間に変身します。

真ん中の柱を解消

ワンポールテントは構造的に、中央に太めの柱があります。

テント内を移動する際や、レイアウトの際にこの柱が邪魔になります

柱が邪魔になる問題を解決する方法は2つあります。

排除」と「利用」です。

まず「排除」ですが、これは中央の柱を物理的に無くすことです。

「排除」には、「二股化」という方法を取ります。

「二股化」とは、

二股化のパーツとポールを2本を連結する

室内にΛ字型にポールを立てる

ことで、中央の柱をなくす方法です。

(ポールは壁に沿っている)

ラッキー
ラッキー

「二股化」にはデメリットがあって、

構造が若干弱くなる

荷物が増える

設営の時間が長くな

などがあるよ。

次に利用です。

中央に柱があるならば、それを利用しようというものです。

具体的には、

中央の柱に中央に穴の開いた専用のテーブルを設置する

柱の部分をランタンポールとして利用する

ことで、中央の柱が気にならなくなります。

雨の浸水を解消

ワンポールを買って後悔する理由の一つが、床部と壁の間に隙間があることです。

この隙間があるおかげで、夏は涼しかったり、室内で薪ストーブが使えるのですが、雨の日は困りものです。

激しく雨が降ると、床と壁の隙間から浸水して荷物が濡れてしまいます。

対象法は「浸水しない場所にテントを張る」と「シートを折り返す」です。

ワンポールテントは浸水しない場所を選んで設営しましょう。

低地や、窪地、ぬかるみは避ける

ことが大切です。

その他にも、

ワンポールテント内にシートを敷くのであれば、端の部分を内側に折り返す

シートをテントの外にはみ出さないこと

に注意してください。

ラッキー
ラッキー

これまで、何度もワンポールテントで土砂降りに遭ったけれど、実際に浸水して困ってことはなかったよ。

それほど、心配する必要はないよ。

テントの設営に関しては、以下の記事を参考にしてください。

そこにテントを設営してはいけない!避けるべき5つの場所を解説

後悔しないワンポールテントの選びの5つの着眼点

それでは、買って後悔しないためのワンポールテントの選び方について解説します。

具体的には「設営のしやすさ」、「アレンジ性」、「耐水性」、「材質」、「携帯性」の5つです。

これから説明する5点について、注意すれば満足できるワンポールテントを選べます

設営のしやすさ

ワンポールテントを使用する最大の利点は、設営の簡単さです。

テントを地面に広げ、角にペグダウンした後、中央部分にポールを立てます。

設営の手軽さにメリットを感じているのなら、ガイロープやポールが必要なワンポールテントは避けましょう

ワンポールテントの中に「ロッジ型」という種類があります。

ロッジ型テントは外観がとてもオシャレで、サイドに窓が付いていたりするのですが、どうしても設営に時間がかかるというデメリットがあります。

設営の簡単さを優先するか、おしゃれさを優先するかはそれぞれのキャンプスタイルで決めましょう。

アレンジ性

ワンポールテントは、アレンジ性に富んでいます

ワンポールテントの、アレンジの例は以下のとおりです。

  • 前面と後面を開ければ、室内をタープのようにつかえる
  • スクリーン(壁部分)の一部を跳ね上げれば、目隠しになる
  • 薪ストーブを室内に入れて、テントのすきまから煙突が出せる
  • テント内の好きな場所に蚊帳を設置できる

ワンポールテントは四季を通じて使えるテントですから、アレンジが自由にできるものを選びましょう。

耐水性

耐水性は、なるべく1,000mm以上のテントを選びましょう

ワンポールテントは、布1枚で構成されているシングルウォールです。

ダブルウォールのテントよりも、結露や水漏れの影響を受けやすくなっています。

ラッキー
ラッキー

対水圧1,000mmとは、1mの水が積もってもしみ込まないレベルだよ。

耐水圧は、あくまで新品での数値です。

材質の劣化や、実際の条件で大きく変わることを理解しておきましょう。

テントの継ぎ目についても、丁寧に縫製していないものは、継ぎ目から水がしみこんできます

ワンポールテントを買う際は、特に天頂部の縫製をよく確認しましょう。

ラッキー
ラッキー

テントの材質がコットン系の場合、水がしみ込むことで目が詰まって対水圧が数値よりも上がるよ。
少し内側の部分が湿ることはあるけど、雨水が漏れたりはしないよ。

材質

ワンポールテントの材質は大きく3種類あります。

軽い順番に「ポリエステル」「コットン」「ポリコットン」です。

特徴としては、以下のとおりですが、金銭的に許されるならポリコットン素材がおすすめです。

ポリエステル

最も軽い素材で、雨にも強い。

一方で熱には弱いので、室内でストーブや調理ができない。

徒歩キャンプで、テントを軽量化したい人向け。

コットン

比較的重い素材で、雨に弱く水を含みやすい。

熱に強く、室内で薪ストーブが使える。

火の粉にも強いので、テントの近くで焚火ができる。

ワンポールテントの雰囲気を楽しみたい人向け。

ポリコットン

ポリエステルとコットンのハイブリッド素材。

最も重くかさばる素材だが、雨にも強い。

コットンほどではないが、熱にも強い。

値段が高くなりがち。

ヘビーユースする人、車で移動する人向け。

携帯性

ワンポールテントの多くがポリコットン製であることから、残念ながら携帯性が優れているとは言えません

例外的に登山用のワンポールテントの中には、500mmペットボトルくらいの大きさのものもあります。

ラッキー
ラッキー

超軽量ワンポールテントのポールは、現地で落ちている枝を使ったり、トレッキングポールを使うよ。

ワンポールテントは必ずペグダウンする必要があるので、ペグを持って行く必要があります。

収納袋は付属品を入れられる、余裕のある物が便利です。

ワンポールテントの大きさ形状材質などで携帯性が変わってきますので、自分のキャンプスタイルに合わせて選びましょう。

後悔しない厳選おすすめワンポールテント4

多くのキャンパーに愛されて使用されてきた、厳選ワンポールテント4張りを紹介します。

ワンポールテントは、全てポリコットン製で、ストーブが持ち込めるものを選んでいます。

テンマクデザイン パンダ TCプラス

【スペック】

サイズ
フライ 270×270×170(H)cm /インナー 250×115×155(H)cm /収納時 53×27×19cm

カラー
タン

使用人数
2人

重量
総重量(約):6.28kg(フライシート/インナー4.38kg、収納ケース260g)

素材
フライシート:ポリエステル65%、コットン35%(表面撥水加工)
インナー:ポリエステルメッシュ
インナーボトム:68D ポリエステルタフタ(PUコーテイング、シームテープ加工)
ポール:アルミ(Φ22mm)

付属品
ペグ×14本、張綱×4本、ポール×1本、収納ケース

耐水圧

1,500mm

【特徴】

  • 高さが155cmとコンパクト
  • インナーが自由に配置できる
  • ダブルジッパーで煙突をテントの隙間から出せる
  • スカートが付いているので、冬も使用可能

【口コミ】

テンマクデザイン サーカスTC DX+ NATSUバージョン

サイズ
フライ442×420×(H)280cm /収納時 70×30×30cm
カラー
濃茶

使用人数

2名

重量
総重量(約):15.4kg(総重量)

素材
(フライ):コットン混紡生地(TC) 撥水加工済み(ポリエステル65%コットン35%)
(スカート):ポリエステルリップストップ150D(PUコーティング)
(窓付きフロントフラップ):ウォール:コットン混紡生地(TC) 撥水加工済み(ポリエステル65%コットン35%)(裾部):ポリエステルリップストップ150D(PUコーティング)、メッシュ:ポリエステル

付属品
張り出し用ポール×1、
ペグ(本体用)×16本、ペグ(フロントフラップ用)×1本、ペグ(設営ガイド用)×1本、
張り綱×6本(2種)、収納ケース×5

耐水圧

非公表(撥水加工あり)

【特徴】

  • 人気のサーカスTC+のスペシャルバージョン
    (窓付きフロントトラップ付き)
  • 通常のワンポールより室内が広い
  • こだわりのカラーリング
  • 1人でも2人でも丁度良い絶妙なサイズ感
  • 前後の入り口はトリプルファスナー仕様

【口コミ】

WAQ-TCTF1 TCテント

【スペック】

サイズ
フライ 400×400×250(H)cm /インナー 265×380×190(H)cm /収納時 75×31×31cm
カラー
タン

重量
総重量(約):16.5kg(付属品含む)

素材
(フライ):210g TC 35%コットン 65%ポリエステル
(インナー):210TポリエステルPU(Φ22mm)

付属品
メインポール:スチール製250cm 直径32mmx1本
サブポール:スチール製200cm 直径22mm、x3本
コンプレッションベルト付きキャリーバッグ
ロープ ✕ 11本(内8本は備え付け)
ペグ ✕ 19本(直径8mm x 23cm)

耐水圧

350mm

【特徴】

  • ソロ用としてゆったりと使え、家族でも使用可能
  • インナーが付属
  • 煙突穴が付いている
  • フライシートが付いており、タープが不要
  • オールシーズン使用可能
  • 雨に弱い

【口コミ】

TOMOUNTワンポール2.1m

【スペック】

サイズ
フライ 300×300×210(H)cm /収納時 60×24×24cm

カラー
タン/グリーン

人数
2名

重量
総重量(約):7.2kg

素材
コットン35%、ポリエステル65%、
ポール:アルミ(Φ22mm)

付属品
付属品:ペグ×18本、張綱×10本、ポール×2本、収納ケース

耐水圧

1,000mm

【特徴】

  • 高さ210cmはソロキャンプに最適
  • インナー、フロアシートは別売り
  • ダブルジッパーで煙突をテントから出せる(熱対策が必要)
  • 前後が開くので風通しが良い
  • スカートが付いているので、冬も安心
  • ベンチレーションが多い

【口コミ】

【紹介記事】

「TOMOUNTワンポールテント2.1m」レビュー!ワンポールテントは本当に使いにくいのか?

後悔しません!ワンポールテントはキャンパー必携のアイテム

今回、ワンポールテントを買って後悔するポイントを挙げて、その対策、ワンポールテントを購入する際の注意点等について説明しました。

ワンポールテントは、特徴のあるテントで、

アレンジ性の高さ

オールシーズン使える汎用性

設営の手軽さ

デザインの美しさ

から、長年愛されてきました。

キャンパーならば、是非1張は持っておきたいアイテムです。

今回、厳選したワンポールテントを4張紹介しましたが、どのワンポールテントも人気が高く、多くのキャンパーに愛された製品です。

  • テンマクデザイン パンダ TCプラス
    コンパクトなソロ用ワンポールテント
    インナーのアレンジが自在
  • テンマクデザイン サーカスTC DX+ NATSUバージョン
    人気のサーカスTCスペシャルバージョン
    フロントトラップで、室内広々
  • WAQ-TCTF1 TCテント
    ゆったりとしたサイズのテント
    家族連れでも使用可能
  • TOMOUNTワンポール2.1m
    大きすぎず小さすぎない最適サイズ
    コスパの高さも魅力

自分のキャンプスタイルを想像して最適なワンポールテントを選んでください。

それでは、キャンプ場で会いましょう!

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