ロープワークが苦手な人のためのキャンプ術

ブログランキング・にほんブログ村へにほんブログ村

野営ネコふみ君
野営ネコふみ君

キャンプでガイロープを格好良く結んで、ブッシュクラフトをやっている人がいるよね。

ああいうの、あこがれるけど、僕はロープワーク苦手なんだよね。

雑種犬ラッキー
雑種犬ラッキー

確かに、ロープをスマートに結べると、キャンプの幅が広がるし格好良いよね。

でも、実は初心者のキャンプにロープワークは必ずしも必要ないと思っているよ。

野営ネコふみ君
野営ネコふみ君

え?どうゆうこと??

タープを張ったり、テントを固定するのにロープワークは必要でしょ!

雑種犬ラッキー
雑種犬ラッキー

ところが、そうでもないんだ。

事前準備さえしっかりとしておけば、ロープを結ぶ必要はないし、かえって素早く作業ができるんだよ。

野営ネコふみ君
野営ネコふみ君

気になるなー。

詳しく教えてよ。

キャンプでガイロープを使う場面はそう多くありません。

主にタープを張る時と、テントを固定するとき。

事前にカナビラや、自在鉤にガイロープを結んでおくことで、キャンプ場ではフックにひっかけるだけで簡単に作業ができます。

事前に準備するもの

  • ガイロープ
  • カナビラ
  • 自在金具

順番に説明していきます。

ガイロープ

ガイロープとは、キャンプに使用するロープ全般のことです。

使用目的は、テントやタープの固定に使います。

太さは5ミリ以上で、長さは3~4メートルあれば十分です。

パラコードというのがありますが、細くて耐久性に劣るので、キャンプではガイロープを使用してください。

雑種犬ラッキー
雑種犬ラッキー

ガイロープには、反射材が編み込んでいるものがあってお勧めだよ。

夜中に、ロープにつまずいて転倒するのを防いでくれるよ。

【反射材入りのガイロープ】

カナビラ

登山等で多く使う、楕円をしていて一部が開閉する金具です。

キャンプで使うカナビラは、登山で使うものほど丈夫である必要はありません。

100円ショップでも、それなりに丈夫な製品があります。

雑種犬ラッキー
雑種犬ラッキー

ガイロープをカナビラに結んでおけば、テントやタープのタイループにひっかけることができるよ。

自在金具

自在金具は、ロープの長さを簡単に変えることのできる金具です。

この自在金具を使うことによって、ロープをぴんと張ることができます。

写真はキャンプで使うオーソドックスな自在金具です。

【カタツムリ型の自在金具】
雑種犬ラッキー
雑種犬ラッキー

写真の自在金具は、『カタツムリ型』と言われるものだよ。

ガイロープの先に結んでおけば、あとから輪っか状にすることができるし、先端の輪っかをポールの先頭にひっかけることもできるよ。

下準備をする

上記で説明した、『ガイロープ』、『カナビラ』、『自在金具』をあらかじめ結んでおくことで、キャンプ場ではロープワークを使うことなく、しかも素早く作業を行うことができます。

この下準備では、『もやい結び』を作る必要がありますが、覚える必要はありません。

準備をするときだけ下の説明を見ながら結べば、あとは忘れて構いません

ロープの先を輪っかにする

まずは、ガイロープの先端を輪っか状にしておきます。

方法は以下のとおり。

【① 円を作って背面からヒモを通す】
【② 通した穴を裏に回す】
【③ 背面に通したヒモを、再び穴に通す】
【④ 結んだ部分を絞り込んで完成】

ガイロープをカナビラに結ぶ

出来上がった輪っかに、カナビラを通します。

反対側は自在金具を装着します。

これだけで準備は終了です。

具体的な使用例

タープなどを立てるときに、ガイロープを結束した様子です。

タープのタイループをポールの先端に掛けて、さらに上からガイロープを引っ掛けます。

ガイロープの輪っかがポールの長さよりも大きいですが、ペグで固定してしっかりと張るので、ずり落ちることはありません。

雑種犬ラッキー
雑種犬ラッキー

ポールにタープなどを引っ掛けるときは、一番上にヒモを引っ掛けるよ。

順番を逆にすると、風でタープが外れてしまうよ。

次にタイループとガイロープを直接結束した様子です。

カナビラを間に挟むことにより、素早く結束できます。

テントを地面に固定する際などに、この方法を使います。

ガイロープの反対側は、ペグで地面に固定します。

長さは自在金具で調整することにより、ガイロープをぴんと張ることができます。

代表的なロープワーク

この記事では、初心者のキャンプにロープワークは必要ないと書きました。

実際必要になったときにYouTubeを見ながら、ゆっくりと結ぶことができたら十分です。

ここでは、参考までにキャンプにおける基本の結び方を3つ紹介します。

もやい結び

先ほど紹介した結び方です。

船を杭につなぐ、つまり「もやう」時に使用することからこの名前が付けられました。

輪っかを作ることのできる結び方です。

自在結び

ロープの長さを、「自在に」変えることのできる結び方です。

この結び方は、自在金具がない時に使用すると便利な結び方です。

本結び

2本のガイロープを連結するときに使います。

簡単に結べて、強度が高いのが特徴です。

参考動画

参考になる動画を紹介します。

『KENJI PERM CAMP』さんの動画で、非常にわかりやすく、ロープワークについて説明してくれています。

結び方が知りたい方は参考にしてください。

『KENJI PERM CAMP』さんは、キャンプに関する様々な動画をアップしており、私も勉強させてもらっています。

ガイロープのしまい方

ガイロープにもしまい方があります。

キチンと整頓しておけば、キャンプ場で作業が手早く始められます。

反対に雑にしまっていると、ガイロープが絡まって、思わぬ時間のロスにつながることになります。

【① ガイロープを手に巻き付ける】
【② 余った部分を胴に巻き付ける】
【③ 巻き付けた余りを穴に通す】

まとめ

今回はロープワークを使わずにキャンプする方法について解説しました。

私はこのやり方で、今まで困ったことはありません。

もともと、私が不器用でロープワークがうまく覚えられないので、今回紹介した方法でキャンプをしています。

タープにせよ、テントにせよ使用するガイロープの数や長さは大体決まっています。

事前準備しておくことで、素早く失敗なくテントの設営ができます。

キャンプに慣れて、余裕ができたらロープワークに本格的に取り組んでください。

ブッシュクラフトなどでは、ロープワークができることが前提条件になります。

それでは、キャンプ場で会いましょう。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA